仲の良い上司からLINEがきた。
「ウィズコロナ時代で俺らの会社もだいぶ変わるようだ!この会社で生き残れるように頑張れよ!」
そのLINEメッセージが来た後、深夜にも関わらず大量に電話が入ってた。
仲の良い上司なので、これは明らか。
完全に酔っぱらってる。
よくある事なので慣れてはいるが、それよりもこのLINEのメッセージ…。
「この会社で生き残れるように」
"この世界で"ではなく、"この会社で"生き残れるようにがんばる…。
ボクはその思考では、"この世界で"は生き残れないように思うのだ。
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先細りしていく超高齢化社会の日本に、あらゆる情報も人も病原菌もグローバルに世界を行き交いしている。
今ある世界が大変化している時に、「この会社で生き残る!」という思考。
それは沈みゆくタイタニック号で、変わらずウェイターを続けているようだ。
これはプロフェッショナルということではない。ただただ思考が止まっているように思う。
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世界が大きく変化しているから、今の会社を疎かにするべきと言いたいわけではないし、無闇に不安を煽りたいわけでもない。
ただ一生懸命取り組む矛先は、本当にこの会社一点なのか?ということだ。
会社が社員を守る時代でないことは、誰だって知ってる。
ただそれでも健康である時の会社を想像し、一生懸命働けば報われると拝むのは、なかなかに苦しいと感じている。
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社会の変化は、あらゆるものが流入すると同時に、個人であるボクだって発信できるようになった。
やりたいこと、できること、伝えれること。
人として、とても大切な感覚を表現できつつある世界を迎えている。
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この会社でどう生き残るか?
ボクにはわからない。
でもこの世界でどう生き残るか?
それだったら準備することはまだたくさんある。
きっとそれは、自分を殺さないこと。
価値観や好きだと思うものを世界に流されないこと。
上司には「頑張ります!」と返信したが、それはもっと広い意味で、そしてもっと狭い意味で頑張っていきたいのだ。
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