お宮参りに行ってきた

 

 

奥さんがずっと、「白がいい?黒がいい?」と日毎にオセロの版の色が変わるように迷っていたが、ようやく「白!」と決めて、とても晴れやかな産着が届いた。

 

ボクの子どもは白の光沢で身を纏う。氏神様へ参拝しに、お宮参りに向かうのだ。

 

 

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勤労感謝の日を含んだ三連休は、混雑が予想されたため、その次の日を初宮参りの日として設定した。

 

でもそれは何よりもコロナ第3波の流れが1番影響を受けた。できるだけ子どもにも負担をかけたくない。

 

電車の中のどらえもんのように、しっかりとマスクをして神社へむかった。

 

 

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神社へ着くとそのまま本堂へ案内される。

僕ら以外にも2組の家族が参加をして、この本堂では厄祓いなどのお経をあげていただくようだ。

 

鐘がなる。

線香の香りがする。

 

ピカピカの産着を纏ったボクの子どもは、どんどん強ばった顔をしていた。

 

「あ、これまずいかも…。」

 

と思っていた矢先…。

 

「おんぎゃああああああーー!!」

 

顔を真っ赤にして本気で泣き始めた。

お経が終わり、お坊さんのありがたいお話が始まっても全く泣き止まない。

 

というかお坊さんが何を話しているのか全然分からないぐらいに、おんぎゃあああー!であった。

 

周りのご家族に申し訳ない気持ちでいっぱいだ…。

 

 

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何をしても泣き止まない子どもにてんやわんやしている僕ら夫婦…。

 

そこにお坊さんからは、

「お宮参りは本来賑やかな方がよろしいのです。観音様にもしっかりとお子様の元気なお声が届いたと思いますよ。」と微笑まれた。

 

 

…。

 

 

…。

 

いやあ…なんてステキな返しなんだろう。

一気に救われるような気持ちだ。

 

帰りは、しっかりと子どもの健康をお祈りをして帰った。

 

 

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奥さん側のお母さんから鶴の帽子によだれかけを着せてもらった子ども。

 

泣きすぎてヘトヘトになったのか、スヤスヤとソファーに沈み込んでいく。

 

どんな夢を見ているのか?

寝ながらたまにニタニタ笑ったりする。

夢の中で、観音様とお喋りしているのかもしれない。

 

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