「ある日突然考えた
どうして俺は頑張ってるんだろう?
家族のため?自分のため?
答えは風の中」
忙しさに身を投じていると、自分がなんで働いているのかその目的が分からなくなる。
考えてみると「未来のリスクを減らすため」に働いている人は多いのではないかと思った。
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働く目的に「お金のため」がある。
生活をするため、家族のため、自分のため、お金は大切だ。
でもお金は大切って聞くと、裕福になるための大切さではなく、貧困による対抗策としての大切さに比重がある気がする。
人は幸福よりリスクの方が、動く原動力になりやすい。
明日明後日の生活費のために働く。それ以上余分にお金がある人は、未来に事故や災害等、何が起こるかは分からない未来のリスクのために、お金を貯めておかないといけない。これこそ働く原動力である。
では一体いくら必要なんだろう?
こうやって不安を煽られるといくらお金があっても不安は解消されない。尽きることのないリスクの世界に足を踏み入れている気がする。
お金はあることへの喜びではなく、失っていく恐怖で感じ取ってしまいそうだ。
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そんな産んでも失っていく「お金」。
それでも生み出そうと働き出したのだが、日本郵便の自爆営業など、お金を稼ぐはずが払うという、逆転現象が社会の中では生じている。
「お金のため」の目的が、働き始めるといつしか「人間関係のため」に未来のリスクがシフトチェンジしている。上司に怒られないため、部下に背中を見せるため、身を削り銭を切り、目の前の人間関係をなんとか維持させようとする。
維持できなければ、人にバカにされる。
ますます仕事がやりにくくなる。
仕事をやめるとお金を稼げなくなる。
未来のリスクがぶわーっと生まれる。
だからリスクを減らすため働く。
そしてまた冒頭のフレーズに戻っていくような気がした。
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悲しいニュースが続く。
それでも社会は心を亡くす程、忙しく走り回っている。
その中でも自分は「何をしたいのか。」
世間や他人が言う常識的な目的ではなく、自分の中で見つけ出したい。
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