豊橋カレーうどんを訪ねて

 

中田敦彦さんが名古屋のB級グルメについて述べていた。

 

 

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ひつまぶしや手羽先ではなく、「豊橋カレーうどん」について熱く語っている。

豊橋カレーうどんを全く知らなかったが、カレーうどんの下から、「とろろご飯が出てくる」という驚きの設定と、これが「悪魔的に旨い」という。


その語りがあまりに魅力的で、すぐに食べに行きたくなった。


しかし僕の家から豊橋まで電車で1時間半、往復3,000円の電車賃がかかる。

時間的にも費用的にも「これはさすがに…」と諦めそうになったが、「いやここであきらめたら一生いかないよな」と思い、朝から豊橋に行くことにした。

 

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1時間半かけて豊橋市についたのは朝の9時ごろだった。
駅前の飲み屋街は、朝のため閑散としていて少し寂しいが、ピーカン空に心がウキウキしてくる。

 

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カレーうどんだけだとさすがに勿体ないので、合わせて豊橋市をランニングすることにした。ロッカーにかばんをいれ、早速走り始める。


少し走ると都会に思えた町も、大きな川沿いのコースへと変わる。

 

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その川沿いを走ると吉田城という城の跡地が見えてくる。


なんだかこういう町の隙間にある文化財好きだな。
有難く城壁を背中にして階段を上り走っていた。

 

 

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吉田城を抜けるとすぐ隣から教会が現れる。

 

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日曜日の礼拝堂に多くの人が集まっていた。
コロナの件もあり、扉や窓は全開にしているのだが、そのおかげで吉田城まで綺麗な讃美歌が響き渡る。

 

吉田城の和と讃美歌の洋が折り混ざり、さらに少し行くとロシア系の教会もひょっこり現れてくる。

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色んな国の様々な時代の建造物が現れ、自分が今どこにいるのか一瞬分からなくなりそうだ。

 

 

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走っていると感性を刺激するオブジェをちらちら見かける。 

 

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美術館も無料で開放しており、今回はマンガ時代が到来した美術を展示していた。

 

 

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芸術の街「豊橋」として売り出しても十分楽しめるのではないかと思うほどにエネルギーに満ちた街だ。

目的を忘れてしまいそうなぐらい、見えてくるものに刺激をたくさんもらったが、腹が減ってきて改めてこの街に来た目的を思い出した。

 

ロッカーに荷物を取りに行き、マンガ喫茶でシャワーを浴びる。

 

準備は整った。 

さて、カレーうどんを食べに行くか。

 

 

 

 

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今回お邪魔したのは「勢川本店」。

ネットではカレーうどんに入っているうずら卵の相性が抜群と書いておりこの店に決めた。

 

店内のお客さんのほとんどは地元の人で、わざわざ観光で食べに来るのは珍しい感じであった。

 

 

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そんな地元の人に囲まれる中、豊橋カレーうどんがでてきた。

まずはそのままカレーうどんをいただく。

うずら卵が口の中で弾けて、カレーうどんそのものがめちゃくちゃ旨い。

 

 

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カレーうどんを食べ終え、箸でグッと下を押すと底から、とろろで粘りあるご飯がでてくる。それを取り皿に分けて、福神漬けと一緒に食べる。

 

 

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これは、悪魔的だ。

 

 

 

信じられない味がする。

 

カレーうどん独特のカレーととろろ、そこに甘い福神漬けに、うずら卵が弾ける。

 

これはあまりにも旨すぎてそこでつい笑ってしまったほどだ。

 

 

 

 

 

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食べ終えても、しばらくその幸せは口の中で残っていた。

 

 

豊橋市

 

おそろしく魅力的な町であった。

またすぐにでも行ってみたい。

 

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