僕の家では洗濯物を干すルールとして、洗濯機から洗濯物を取り出すのが僕、ハンガーに服をかけるのが奥さんということで作業分担している。
ここでよく性格の不一致が生じるのだ。
例えば奥さんは、「僕と奥さんの洗濯物を分けて干したい」ため、奥さんの洗濯物から渡してほしいという。
でも僕からしたら、数ある洗濯物から、わざわざ奥さんのモノを見つけ出す”時間”を勿体ないと思えてしまう。なのでパッと奥さんの洗濯物が見つからないと、自分の服を渡す。
すると「私のじゃないやん!」と言って受付をしてくれない。せっかく渡したのだからハンガーにかけてくれたらいいのに、わざわざ洗濯機に僕の服をまた戻すのである。
僕は早く物事を済ませたい。
奥さんはルール通り物事を進めたい。
「育ってきた環境が違うから好き嫌いはイナメナイ」と1つ大人になる。
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このずれで一番大きいのは時間とお金への価値観だ。
奥さんは請求書がくるたび、1円単位であってるか確認する。
一見しっかりしていて良いように思えるが、例えば僕のスマホ料金の数円のズレがなぜなのか銀行顔負けの審査を通してくる。これが休みの日に30分も1時間も証明作業に時間を割かれると、もう100円あげるから許してくれとなってくる。
僕にとってお金より時間のほうが貴重で、少額のお金はもういいだろう…となってくる。とはいえ奥さんがそんなことを許すわけなく、月末のこの時期になるとクレジット明細やら電気料金やらで審査作業で忙しそうにしている。
でもマクドナルドにいくと奥さんは平気でセットメニューを頼む。
単品しか頼まない僕からしたら、なんという大盤振る舞いなんだ!?とあの審査を受けた身からしたら愚痴の一つもこぼしたくなるのである。
でもそこには「食事ではお金を気にせず食べたい」という奥さんの価値観を知る。互いに価値観を尊重して過ごしていきたい。それを信じてかっぱ寿司にいった時、150円皿を食べたら、もったいない!と言われ、その価値観も日々変化するので、僕の頭を非常に悩ませるのだ。
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ゆっくりとだが、猛暑も過ぎ気温が下がりつつある、夏が終わる。
今年の夏はどこにも行くことがなかったけど、家にいる分、互いの価値観をよりはっきりわかった気がする。その対処法はまだまだ治験薬のようにみつからないけども。
がんばってみるよ やれるだけ がんばってみてよ
少しだけなんだかんだ言いながら、秋への台風が近づいてくる。
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