奥さんに一眼レフの使い方を教えるため、カメラを起動させたら、ラスベガスへ行った時の写真が残っていた。
ラスベガスへいったのは2年前の2018年の9月だ。
2年前の記憶なのに懐かしいを通り越して、なんだか別の人の記憶を覗くように一眼レフのデータをみていた。
ラスベガスの印象は、子どものおもちゃ箱に入ったみたいにごちゃごちゃしているイメージ。建物に統一感がなく、ピラミッドやら自由の女神やら金色のホテルにジェットコースターが走っていたり、すごくごちゃごちゃしている。
そしてそのおもちゃもとにかくでかい。
ホテルの部屋数は4000室を超えるものばかりで、一つ一つがイオンモールみたいにでかいのだ。
そんなどでかいテーマパークに入ったような感覚で非常に現実感がないのがラスベガスである。
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そのラスベガスも夜になると昼とは違う顔を見せ始める。
すれ違う人々のテンションが妙に高く、あちこちでタバコの煙とマリファナの煙が立ち始めるのだ。普通に危ない香りしかしない。
西洋人のノリなのか、ただクスリで狂っているだけなのか、大人が子どものように、いや子ども以上に叫びはしゃいでいる。
そこを汽笛隊がガチャガチャさらに騒ぎ立てる。スパイダーマンが歩いてきてお金をせびってくる。
その非現実な光景に、「こんな場所ホントにいったっけ?」と今の僕とあまりに繋がりがなく記憶が薄れてしまうほどだ。
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これは僕が宿泊したパリスラスベガス。
高級そうなホテルだが、料金としては一泊10000円ぐらいで、日本と比べるとそこまで高級な訳でもない。
それには理由があり、ギャンブル施設でお金を落とすことも見込んでの金額設定になっているからだ。大体ラスベガスにきたら10万~20万はカジノで遊んでいく。
そう考えると宿泊料はさげてでも、ぜひ自分のホテルのカジノで遊んでいってもらいたいのだ。
どのホテルにも必ずスロットやポーカーなどカジノをする場を完備しており、ただ座っているだけで無料でビールやタバコが振る舞われる。
「ほら遊んでいきなさいよ」とバニーガールからの誘惑がすごい。
ちなみに僕はギャンブルの才能がないため、せっかくラスベガスにいったのに3000円負けては、すぐやめた。
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ラスベガスにまた来るとしたら、これはもう男友達数人で行きたい。
映画「ハングオーバー」よろしく、欲を最高潮に解放させる場としたら最高なシチュエーションだろう。
自粛の日々が続く中、欲の記憶を呼び覚まさせるようなラスベガスの写真に浸った日であった。
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