「せどり」という世界

 

せどり」というものをご存知だろうか?

 

掘り出し物を販売して、利益を稼ぐ。

いわゆる転売だ。

 

ボクは一時期、せどりに挑戦したことがある。

 

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当時の僕は、まだ何をしたいのか分からずモヤモヤしていた。

 

でも何かしたい!

 

そんな状況を友人に相談すると、

 

「時間があるんやったら、せどりしたら?手っ取り早く稼げるで」

 

稼げる…。

 

その言葉がとても魅力的だった。

誰かに雇われて稼ぐのではなく、自分の力でお金を生み出す。

 

「社会で生き抜く為の絶対に手に入れたい能力だ!」

 

と確信し、せどりの世界へ足を踏み入れたのであった。

 

 

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せどりをやってみると、とても地味な作業だ。

店頭に並ぶ商品から、インターネットで高く販売されているものを見つけ出し転売する。

 

その商品を見つける為、店頭に並ぶ商品をひとつひとつ調べていくことになる。

 

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一日中商品棚で値段を調べているわけだから、店員としても怪しい目をこちらに向けてくるのだ。

 

なんか万引き犯を疑われている気がする…。

 

せどりの世界に勢いよく踏み入れたのはよかったが、全く自分に合わない世界であった。

 

 

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このせどりの経験によって、ずいぶん自分の性格を知れたように感じる。

 

「お金を稼ぎたい!」という思いはあるのだが、それが自分のやりたい事と結びつくかは別問題だという事だ。

 

自分の好きなこと。

自分の得意なこと。

 

そういった自分自身の価値観から、やりたいことを結びつけないとボクは全く継続できない人間なんだと痛感した。

 

しかし逆にいえば、やりたいことであれば、人一倍習慣化できるのではないか?

 

そういった根本的なことを見つめ直すきっかけになる機会であった。

 

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今でも、ずっと大切にしていることが「やりたいことであるかどうか?」という価値観である。

 

せどり後は、ラジオであったり、お絵描きであったり、挑戦していくわけだが、それがビジネスとしてどう活きるのかはわからない。

 

お金を稼ぐという面で考えたら、せどりと比べて色々遠回りだ。

 

でもその時やりたい!と思ったことは、まずやってみることにしてる。

 

その繰り返しがインターネットでマンガをかけるようになったり、動画の作成に繋がったり、徐々に成長しているように感じるのだ。

 

その成長こそ、最初に感じた、社会で生き抜く為の絶対に手に入れたい能力なのでは?と最近は思うのである。

 

 

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