結婚記念日とバラの花

去年、令和に変わるタイミングでいまの奥さんと籍を入れた。

 

その時の地元の市役所では、多くの令和婚カップルが詰め寄せていた。婚姻届をだすために列をなしており、なんとも幸せな雰囲気の中で、整理番号をとり僕らも並んでいた。

 

あれから昨日でちょうど一年。

結婚記念日では小さな約束をしていた。

 

今年の1月あたりに奥さんと結婚記念日何をするのかの話をしていたときに、

 

「結婚記念日ではバラを1本用意するよ。記念日ごとに1本ずつ増やしていくんだ」と柄でもなく奥さんにキザな自分の構想を伝えていた、

 

花なんか人に渡したことがなかったけど、なんとなくぼんやりとバラを渡すのがいいなぁと思ったりして。

 

奥さんも「期待しとく」と笑っていた。

4月に入り、コロナが猛威をふるうなかどんどんとお店が閉まっていく。それは花屋さんも例外ではなく臨時休業に追い込まれていた。

 

そんな状況下で「今年は仕方ないね」と結婚記念日は何もせずゆっくり過ごそうという雰囲気が2人に包まれていた。

 

だけどやっぱり喜ぶ姿がみたかった。いくつか花屋さんに電話をして、営業をしている店が見つかった。すぐにバラを確保。しっかりマスクをして、バラを1本を手に入れた。

 

手に入れたバラを家に持ち帰る僕。

花を買うのも持ってるのもなんだか照れくさいな。

とりあえずそのバラを台所に隠した。

でも開けたらいけないので一応張り紙をしておいた。

 

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で、なんとなく手紙を書き始めた。

まだいないが2人の赤ちゃんを想像して書き始めた。

あーこれ渡すのどうなんだろう?

すごく照れくさいし、何度もやめようか迷ったけど、やっぱりわたそう。

 

 

奥さんが帰ってきて早速台所に注目。

笑いながら台所「開けたらだめ」をすぐ開けられて、白いバラとお手紙をだす。

すごく嬉しそうで、手紙を見ながら笑ってた。

 

で、すこし泣いてて、なんかこっちまで泣きそうになった。

とりあえずあけたらダメって書いてるから開けたらダメだろって突っ込んだ。

 

なんだかとても大切な時間。

いつもありがとう。

 

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