ボクは話が長い。
1質問されると100にして長い回答で返す。
だけど本人は長い回答をしてるつもりがないからこの癖が治らないのだ。
自分の持っている知識を引散らかしたいのか、
説明するだけで自分の回答に酔っているのである。
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奥さん
「なんでdocomoって安いプランだしたの?」
携帯事業について質問され、これは僕の知ってる話だぞ!と息巻いて、意気揚々と答えはじめた。
ドグマ
「元々は菅総理が官房長官の時から、日本の携帯会社は公共のインフラとして利益率が高いって指摘されてたんよ。それで、世界の携帯料金と比較す」
奥さん
「長い。もうええわ。」
…。
…。
…え?嘘?
知りたかったんじゃないの?
話のエンジンがかかり始めた所で急に止められてしまった…。
なんで聞かないんだろ?
この話を聞けば、いま携帯業界で何が起きているのか理解できるのに…。
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そんなある日、ボクは友人と電話をしていた。
長い間付き合っていた彼女と先日別れた友人。調子はどうか?と尋ねてみた。
すると…。
友人
「別れて色々考えたよ。でも最近のマッチングアプリがすごいって知ってる?マツコデラックスの月曜の夜更かしでも取り上げられてるんやけど、今1000万人以上が利用してるんやって。知ってた?俺たちの頃って出会い系はイメージが…」
…。
…。
あれ?
いや全然そんなこと聞いていない。
彼女と別れて大丈夫か?と聞いてるのに、マッチングアプリやら1000万人やらなんの話をしてるんだ?
友人の話を聞いてると、マッチングアプリで今はたくさん出会えるから、そこまで気落ちしていないと言いたいみたいだが、それにしても話が長い。
アプリがいかにすごいか、常識が変わってきているなど、自分の言いたいことを詰め込みまくるので、聞き手として聞きたいことに全く辿りつかないのだ。
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そう思えば、奥さんに聞かれたdocomoの質問に対しても「国に安くしろって言われたからやで」の回答で十分なんだ。
菅総理やら公共料金の利益率なんぞ聞いていない。
「なんで国に安くしろって言われたの?」と聞き返されたら、もう少し回答を掘り下げていけばいいんだけなのに、1発目からエンジン全開で回答するから聞き手は置いてけぼりになるのだ。
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会話は楽しい。
奥さんも会話を楽しもうとしているのに、ボクは無意識に講演会を始めてしまうのだ。
つまらない講演会には興味はないから奥さんは、その会場から出て行ってしまう。
客のいない独演会…。
そんな話したい自己満足独演会を、ボクはこのブログで。放っているのかもしれない…。
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