負の習慣を断ち切る(喫煙編)

私が人生を変えた習慣の中で一番最初に始めたのが禁煙でした。

 

禁煙を始めてた人のうち、半年で喫煙者に戻る割合は8割だといわれています。

それだけ困難な禁煙という習慣ですから、負の習慣を断ち切る種類の中でもトップ肉林するほど困難でした。

 

しかし一方で、自分とは何かを考えるきっかけにもなった印象深い経験でもあります。

禁煙活動の中で、分かりやすいほど人間の甘えが出てくるからです。

 

また禁煙についての記事ではありますが、他の負の習慣(ご飯を食べすぎたり、浪費癖など)を断ち切るときでも応用を利かせれますので是非参考にしてください。

 

 

禁煙中、まず初めに意識的にやったことは、共感者を探すということでした。

私と同じような共感者を探すうえでとても有効だったのがYOUTUBEでした。

 

禁煙当初は禁煙動画をずっと流していました。それは食事中も部屋の掃除のときも朝起きても、寝る前もとにかくずっと流すのです。

頭に禁煙という意識を抱かせることが目的でした。

 

この人がこんなに辛い思いをしているなら僕がこんなに辛いのも僕だけじゃないんだ。1日1日が経つたびに、タバコの中の依存成分であるニコチンが抜けていくと思えると非常に充実した日なんだと思えるようになりました。

 

またタバコのメリットについて考え、本当にそれが自分にとってメリットなのか考える時間も設けていました。 

タバコを吸っていた時の、「よかったこと」を真剣に分析する。特に禁煙中は脳がニコチンを求めるため、喫煙のメリットをどんどん脳自身が創造し、吸うように指示をかけてきます。

 

タバコを吸えばストレスが消し飛ぶ。

タバコを吸えば生産的な活動ができる。

 

いま思えばどれも真っ赤な嘘なわけですが、禁断症状中は、この誘惑が、過去の経験したイメージを沸かしてきて、とても説得力を持ち訴えかけてくるのです。

 

ただタバコを吸っても本当はストレスが消えたのではなく、脳を一時的に麻痺させているだけなのです。タバコをやめて分かったことなのですが、日常生活でイライラすることなんて1日2~3回です。ただタバコを吸っているときは、タバコを吸いたいという願望や、終始脳が酸欠状態のため、常にイライラしており、1日20~30回ぐらいストレスを貯めています。明らかにタバコはストレス解消の道具ではなく、むしろストレスを爆発的に生み出す道具です。

 

タバコは生産的な活動ができる。このイメージもなかなかタバコを止めれない原因でした。特に私は海でタバコを吸うイメージが強く、その瞬間だけは人生の至福の時なんだと勘違いしておりました。また好きな人と話した帰りにタバコ。電話でタバコ。禁煙中は事あるごとににそのような誘惑する想像がわいてくるのです。

 

しかし、考えてみれば、海でタバコを吸うなんて月1回もしていませんでした。むしろタバコを吸っているときは、外に出て運動するという習慣が一切なかったので、海を見ること自体珍しかったのです。また好きな人や電話に関しても、吸わない習慣になってしまえば、全くいらないのです。なくても物事は振り返れますし、より生産的に行動しようとしていきます。

 

そうやってタバコのイメージを一つずつ壊しながら、次にタバコを吸っていたストレス解消(そう思い込んでいた)を他で対応できない行動を始めていきました

 

いまでも残っている習慣がランニングです。タバコの中に含まれるニコチンを摂取することにより脳からドーパミンが出ることが依存の道へとつながっています。ドーパミンは快楽物質であり、タバコでなくても、お菓子を食べたり、友達と楽しい話をしたり、仕事で成功した時でもドーパミンはでてきます。しかしタバコに依存してしまうとニコチンを摂取しないとドーパミンがだせない脳へと変形してしまうのです。そこで運動することでドーパミンを出すように、ランニングを始めました。

 

タバコを吸う以外で他の行動に移し替えるという手段はとても有効です。

むしろ負の習慣を止めるということに対して「禁止するという行動」をとると余計にむずかしくさせてしまいます。それだけ脳は、禁止されると反抗しようとするのです。禁止するのではなく、ランニング等新たな習慣を加えることで取捨選択の中で喫煙という行為をしていないという状況を作り出していくのです。

 

冒頭でも述べましたが今回の記事で伝えたかったのは禁煙で実践してきたことを参考にしてほしいということもありますが、他の負の習慣を断ち切るときに応用を利かせれるということです。

 

①共感者を探し自分が目指す空間を作り上げる

②負の習慣のメリットを分析し、イメージを壊していく

③禁止するのではなく代替案に置き換える

 

是非負の習慣を断ち切っていきましょう。