パラダイム転換という言葉をご存知でしょうか。
自己啓発本の名著、スティーブン・R・コヴィー著の「7つの習慣」で取り上げられている、自分自身が思っていた概念が変わることを言います。
このパラダイム転換の具体例として実際に友人が経験した話を紹介します。
友人Aさんは消しゴムのふたが取れたシャーペンをつかっていた時、それを見ていたBさんが「ふたがとれているのに使っているなんてAさんぽいね」と言われました。そこでAさんはこんなふうに感じたのです。
「私って消しゴムのフタがないようにねじ一つ外れているってことかしら」と。
Aさんは、ムッとしました。Bさんになんでそんな事を言うのかと問いただしました。
するとBさんはこのように答えました。
「いや、物を大切に使うところがAさんっぽいなあ」
物事の見方は人によって様々です。
コヴィー氏は7つの習慣の中でみんなそれぞれのパラダイム(地図)を持っているが、そのパラダイムが世の中の正確なものを表しているわけではなく、その人が考える物の見方を表しているとしています。
今回の友人Aさんのシャーペンのフタにまつわる話もそうですが、このフタがないという事象だけで物事の見え方が人よって異なります。
ここで記事のテーマになってくるのですが、生産的な習慣を続けていくことで、世の中を見るパラダイムは大きく変わっていきます。
今からお話しするのは私が実際経験したパラダイムの変化です。
それは朝のサラリーマンの顔をみたときです。
朝の習慣を取り入れる前の私は、朝のサラリーマンの顔を見ると、元気が吸収され、あくびを見てつられて、あくびが出るように、元気をなくしてしまっていました。
しかし今の私は、朝のサラリーマンの顔を見て、自分の存在価値を感じ取れ、ワクワクしてくるのです。
それはどういうことか。
これだけモノや情報が溢れていても、朝のサラリーマン達は元気がないのです。幸せではないのです。
つまり、元気にするチャンスがあるわけです。
まだGOOGLEもアップルもAmazonもこの人達の「真の喜び」を与えれていないのです。そう、まだ私たちにはこの人達を元気にさせるチャンスがあるのです。私の使命がしっかりこの世界の課題として示してくれているのです。解決するために、まだまだ世界に付加価値を与えれる未来があると思えてくるのです。そう考えると、元気のないサラリーマンの顔を見るたびにワクワクしてきます。
物事の見え方が変わってくると、今まで何とも思わなかったものや逆にマイナスに感じてきたものさえチャンスに思えてきます。
パラダイム転換させることは人生を大きく変え、良い方向であればさらに次のステップへと導いていくのです。
そうなるためには、良い習慣に身を置き、マインドを変化させる必要があるわけです。