消える魔物
やりたいことって、すぐ隠れてしまう"魔物"のようだ。
頭の中でぼんやり思っていても、目に見えてこないから、魔物は物陰や遠い過去にひっそりと隠れてしまう。
でも必ずまだその物陰に魔物は隠れてはいて、仕事中や真夜中、ふとした会話に、ブワッと蘇ったりする。
そして、やはりすぐ隠れる魔物ではあるから、いつまでもこのかくれんぼが続いてしまうのだ。
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頭の中でボヤボヤした魔物を追いかけても、まるで掴めない。こうやって一向にやりたいことへと進まないなのは、魔物の正体をハッキリさせていないからだ。
ハッキリと見えるように文字にして、口に出して、魔物の正体を明らかにする。
ボクの場合、魔物の正体を明らかにさせる作業は、そのまま計画を立てることを意味している。
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来月の魔物を倒すため、12月の計画を立てた。
計画を立てる方法は、色々あるのだが、以下の3つは必ず通る道なんだと感じている。
①今月何をしたか?
②今月で活かしたいことは?
③来月したいことは?
この①〜③を紙の上で"一気に"書き上げる。
時間を空けてはいけない。時間を空けると魔物の鮮度はどんどん悪くなり書き出せなくなってしまうからだ。
①今月何をしたか?
全く見えない魔物も、①を振り返ることで今自分が感じている気持ちがダイジェストで入ってくる。
②今月で活かしたいことは?
その上で②を考えると、今月やらなかったこと・もっとやりたいことがハッキリして、いよいよ魔物のツノぐらいは見えたりする。
③来月したいことは?
そして③をこの勢いで書き上げることで、魔物のアゴも目も爪もハッキリと見えるのである。
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文字にしてしまうと、魔物の正体が薄らぐことはない。あとはその魔物に向けてモチベーションを下げずに歩めるかどうか。
それもまた細かな計画が必要になるのだが、まずは大胆に魔物の正体を掴んではいたい。
まだ今年は1ヶ月ある。
1ヶ月真剣に自分と向き合い突き進むだけで、今年の11ヶ月を超える経験値をこの魔物は持っているのかもしれない。
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