「営業」と言われてどんなイメージを抱きますか。
就活生だと、営業と聞くと、商品を売り込むための活動であり、ノルマだとか、頭を下げているイメージがあるかもしれません。
私は、営業とは、他人に自分を認めてもらうことだと考えています。
つまり営業とは、ビジネスを越えて、人間関係の構築のベースであり、この営業ができなければ何も話は進まないのです。
しかし、そんな営業ですが、マインドが狂っていると、非常に不快な活動にもなり得ます。
それは、相手のためでなく、自分のためだけの営業行為です。自分本意が強くなればなるほど、人はとても浅ましく感じるのです。
私は朝が早く、朝会に参加することがあります。朝会に参加する理由として、朝を有効活用している人との人脈作りが目的です。
その人脈を作ることで、生産的な人と相互依存し、いまの人生より、より発展的な日々を作り上げたいのです。
しかし、この朝会にネットワークビジネスや投資話など、浅はかな人間関係作りをしようとする人がちらほらいます。
ネットワークビジネスや投資話が悪いといってるわけではありません。しかし、信頼関係もない中、いきなりネットワークビジネスという話を持ちかける時点で、「この人、みんなに同じ話をしてるんだなぁ」と感じるのです。
言い替えれば、私というアイデンティティーを認めてるのではなく、金を持っているということだけで話をしてくることに不愉快さを抱くのです。
こういう人は、相手の幸せをまるで願っていません。儲けるや、幸せになると簡単に口に出しますが、はっきり言って自分本意なのです。だからとても人として、考え方が浅くなります。
実際朝会で投資話を持ちかけてきた人(Aさんと呼びます)と話しているとき、百万円儲かったや、モデルの女性と寝たなどというは話が出てきました。
私自身は、「それはすごいですね」と傾聴しながらも、その人をどうしても信じることができなかったのです。
それは、幸せと感じるマインドの質が低く思えたことが原因です。百万円を儲けたやモデルの女性と寝た等、他人から承認されて幸せを感じているように思えるのです。自発的に生み出した喜びではないのです。この時点で、私とAさんとで幸せに関する感じ方が違うように思えました。
この感じ方のズレは営業する上で致命的であり、いくらAさんが、幸せになると、言われても既に、私とAさんとで幸せの定義が違うため、説得力を帯びてこないのです。
そのため自慢話にしか聞こえず、一緒にやろうという誘い込みに関しては、詐欺としか思えなくなっているのです。
営業をする上でとても大切なのは、「なぜ、あなたが、いま、⚪️⚪️をしないといけないのか」を決まったマニュアルトークでなく、その人の幸せを考えて答えないといけません。そうなると、その人の幸せとは何かなど、知るためにもしっかりと相手を理解しないといけません。
どういう人なのか、どういったことを悩んでいるのか。お金で困っているのなら、なぜ困っているのか。いくら必要なのか。その人の生活で節約することで解決できないのか。真摯に考えることが必要です。この真摯に相手のことを想い考え動くという姿に営業力が出るのです。
相手の悩みを聞きながら「ではお金で困ってるなら、こんなビジネス商材があります」等自分のビジネスを、すぐに持ちかけてはそれは真摯に相手の悩みを聞いてはいません。また有益な人間関係を作れるわけがありません。
私がこのブログで提供しているのは、生きる上での原則である習慣です。
胡散臭いとか詐欺とか自己本位の利益のためだとかそんな次元の話ではなく、原理原則の話です。
この私というあなたという個を越えて相互的な利益を求めることにより良い習慣を作り上げようとしています。
人生がより豊かになるために本質的な行動を心がけていきたいものです。