縛りプレーとふっとぶ銀河

縛りプレー 

f:id:asasyukan:20200606075118p:plain



毎朝6時に朝会メンバーはあつまり20分間集中して自分の作業に当たっている。そして20分経つと今日何をしたか発表をするのだが、この発表が日に日に楽しくなってきている。

 

そのことを朝会メンバーに伝えると、制約のある”あえての”縛りプレーだから、楽しめているのではないかとのこと。

 

たしかにあえて時間に制約を与えていることで、時間が減るたびに落ち着かせ集中させている。20分後には発表するというプレッシャーがさらに拍車をかけている感じだ。限りなく僕の中の潜在的マゾヒズム(masochism)が出ているが、そこまで追い込んでいるからこそ、朝から楽しさとして興じれているのかもしれない。

 

この「縛りプレー」のせいやくにより、余計な選択肢がなく、物事の本質を短時間で見極めようとする。「今日は何を話そうか?」と息を殺し時間を研ぎ澄ませ集中の中で考えている。

 

この制約は、僕の私生活の中でも多く存在する。

 

毎朝ランニングをする。

手帳に翌朝の予定を書く。

朝は6時から朝会を開く。等

 

制約(約束)をすることで、1日の向き合い方が定まっていく。

この制約こそが僕自身を「理想的な僕」へと自己成長に繋がる道だ。

 

こう考えると、自由はある意味では危ない。

快楽をそのまま制限なく続けると、どんどん理想としての制約をなくし

人が人でなくなってしまう。

 

そんな獣のような僕もまた存在する。

昨晩快楽を貪るようにYOUTUBEをみて夜更かしをした。

寝ないといけないのにどんどん自分のルールをぶっ壊すも獣が僕の中にいるのだ。

 

案の定翌朝は睡魔に強烈に襲われたが、6時から朝会があるという制限がなんとか僕を布団から起き上がらせた。自己実現のための制約は、自己成長を促すとても大切なキーワードになっているのだろう。

 

ではこの制約の先にある理想の自分とは何なのか?

 

 

 

 

 4000000000年後

 

f:id:asasyukan:20200602072223p:plain

その考えに通じる話を朝会メンバーであるのりこさんが話していた。

のりこさんの行動指針であるコンパスに最近「未来」をテーマとして取り入れたとのこと。

元々、未来に対しては「こう終われたらいいな」とボンヤリ「自分の終わり」を思い描いていたが、ウォーレン・バフェットの名言で、考え方が少しずつ変わる。

 

「今日誰かが木陰で休むことができるのは、遠い昔、誰かが木を植えてくれたからなのです(ウォーレン・バフェット)」

 

未来を作っていくのだとしたら、自分の終わりだけでなく、ウォーレン・バフェットの名言のように10年後、20年後、もっと先の100年後、誰かが休めるような木を植えるような人生でありたいとのこと。

 

100年後なんて…そんな遠い未来に向けて動くのはとても大変だ。

しかしのりこさんは続ける。最近天の川の横に銀河が生まれ、そのエネルギーにより、太陽系は一瞬で消え去ってしまうというニュースが、学者達をざわつかせているとのこと。

太陽系が消える…それはいつの話をしているのか記者が学者達へ聞くと「40億年後」と答えたとのこと。

 

学者たちは4000000000年(40億年)先の未来を見てる。

なら僕たちが100年後の未来へ届けるように日々を過ごすことってそんなに難しいことではないんじゃないだろうか?

 

そしてそんな願いを込めて、今日も僕は僕に希望を抱き制約をかけている。