ストレスに支配されるな!支配しよう!

ストレスが必然的に生まれるものと思ってしまう人が多い。

これは私もそうでした。会社で働きお金をもらうということはストレスと付き合っていくものなんだと。

 

そしてストレスと向き合わず、酒やタバコ、ギャンブル等、その場その場だけわすれるような行動をとり、さらに体や精神を不健康にさせていきます。

 

このような生活を続けることでストレスはますます生まれやすい環境へとなっていきます。信号で待たされたり、雨が降っているだけでも簡単にストレスが生まれるルーティンに入っていくのです。そしてストレスをよくわかっていないため、ストレスのかかる場所へも簡単にいってしまいます。だらだらと上司の過去の話を長時間聞き、これも出世に繋がるものなんだと正当化させていきます。タバコで言えば喫煙所での有益な情報が聞けるからやめられないと似ています。

 

しかし根幹的な解決には全くなっていません。むしストレスのたまる空間を自ら生み出し、ストレスに支配されていくのです。ストレスに支配されてしまうとさらにストレスを助長させる環境を自分自身で作り上げてしまいます。

 

そして本来はストレスのかかるものでないものも、ストレスのかかるものと感じてしまうのです。例えば給与をもらっても、「あいつはもっともらっているのに・・・」など無駄なストレスも生まれる状況となります。

 

ここまで来ると人生そのものが楽しくなくなり、休みの日は、ただだらだらベットで過ごそうとします。それだけストレスが生まれるのが恐怖になるのです。向き合いたくなくなるのです。

 

そこで私が言いたいのはストレスを支配(コントロール)することです。まず優先的にしないといけないのは、ストレスが生まれる空間を壊し、ストレスの生まれない空間を生み出すことが必要です。

 

具体的には、運動をすることです。

知ってる方も多いことは重々承知していますが、あなたが思っている以上に運動は、重要です。とんでもなく重要です。

 

運動と聞くと一見、さらに体に負荷をかけるため、余計疲れてストレスを感じるように思えますが、ストレスは一瞬で吹っ飛ばします。

運動、特にランニングは別格です。下半身には体全体の70%の筋肉があるといわれています。その筋肉を一気にほぐし使うことで、内部で滞っていた血液が、噴水のように体中を回りだすのです。脳にも一気に血液が入り込み、創造的な考えをもつようになります。そしてこの運動が習慣化してくると酒やタバコ、ギャンブル等にも共通してでる ドーパミン(快楽物質)が運動によりでてくることになります。こうなると運動に対して依存することになり、ますます健康的になります。

 

そしてここから次におすすめするのが瞑想です。頭を整理し、過去を振り返ります。日々に流されることなく過去を見つめ、そのうえで未来を創造していきます。ジャーナリングやマインドフルネスと呼ばれるものも瞑想と共通しており、「心のストレッチ」をするイメージです。錆びた刃を磨き切れ味を戻すように、しっかりと心も磨くことで、よりポジティブな考えを抱くようになるのです。

 

そして最後に読書等、情報を収集することです。小さな世界で考え方をとどめないようにし、幅広い考えを取り入れ行動につなげていきます。偉人と呼ばれる人たちが後世へ伝えるためのノウハウがわずか数時間で吸収できるのです。こうすることで自分一人では思いもつかぬことを得ることでき、新たな行動をおこなっていきます。

 

上記のように生産的な習慣を取り入れると、ストレスとの向き合い方も変わってくるのです。ストレスが生まれないのではなく、コントロールできるようになるのです。

 

私自身大きく考え方が変わったと思う瞬間がありました。

朝のサラリーマンの顔を見て、いつもならその暗い顔つきに、私の気分も飲み込まれていました。しかし今の私は、その顔を見ると、この人たちを元気にするという「ビジネスチャンス」がまだ多くあるのだと、ワクワクしてくるのです。つまり元気のないサラリーマンはすべてお客様になり得るのだと。

 

これはお金を巻き上げれるというチープな発想ではありません。社会に自分の付加価値を与えるチャンスがあり、生きる意味そのものでもある「自分としての他への貢献」という哲学すら、サラリーマンの顔一つで沸いてくることが言いたいのです。

 

ストレスに支配されていては世界のとらえ方もすべて拒否的になってしまいます。

ストレスを支配する人の基盤には、自分をも支配する習慣を手に入れているのです。そしてそのことは捉える世界もコントロールできることを意味しているのです。