「ながら運転」厳罰化

 

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スマホを操作しながらの「ながら運転」が12月1日から厳罰化される。

 

 

 厳罰化の内容 

運転中にスマホや携帯電話を手に持って通話したり、画面を注視した場合の違反点数は1点から3点に、反則金も普通車は6,000円から1万8,000円と3倍になり、大型車は7,000円から2万5,000円になる。

 また、「ながら運転」が原因で事故を起こした場合、違反点数は2点から6点となり、反則金ではなく刑事処分の対象となる。

 

 

 

 

ながら運転の線引き

①カーナビとしてグーグルマップなどの利用して目の前に置いて運転したりするのはOKか?

 

カーナビは基本的に見ても大丈夫だが、一般的な法解釈では運転中にカーナビを2秒以上続けて見てしまうとアウト

つまり最近はスマホをナビ代わりにしている人も多いと思うが、例えば置いてあるスマホでも2秒以上続けて見ると違反になる可能性がある。

 

②赤信号で停車時のスマホ操作は、OKか?

運転中スマホを使うのは当然アウトだが、赤信号で停車中の場合はセーフとなる。

 

 

 

 

 

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企業間の「ながら運転」対策

①警告音を鳴らすドライブレコーダー

車のリースなどを行うオリックス自動車によると、「ながら運転」を検知するドライブレコーダーの法人向けの販売が伸びていて、ことし9月までの3か月間の販売台数が前の3か月に比べて2倍に増えたという。

このドライブレコーダーは、ドライバーの視線や首の角度などをカメラで分析し、スマホを見ている場合に警告音を鳴らすほか、警告音が鳴った履歴を会社側が確認できるようになっている。

 

スマホが使えなくなるアプリ、保険割引も検討

三井住友海上は12月から運転中はスマホが使えなくなるアプリを企業に提供。

専用の機器を車に取り付けて時速20キロ以上出すと、アプリが入ったスマホは操作ができなくなる仕組みで、物流や小売企業からの引き合いが多い。

アプリを利用する企業に対して自動車保険の割り引きなども検討。

 

 

 

 

 

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最後に

 道路を歩くと当たり前のように車が走ってるから、それに頭が慣れてしまっているが、年間の死亡事故は3500件。3500人を殺害した殺人者が道を走っていると思うと恐ろしい。

 

そして何より恐ろしいのがそんな異常な凶器に慣れてしまう感覚が恐ろしいのだ。

 

運転という便利さとは反面、凶器としての側面が、飲酒運転、煽り運転、高齢者運転事故とスポットを浴びている。

 

ながら運転は、自分自身に置き換えても非常に身近な問題だ。自分自身が運転していて、一度もしたことがないかと言われると、恥ずかしい話そうではない。

ナビとしての操作で使いながら、運転していると、2秒以上見てしまうケースもある。

 

そしていつその凶器により私もまた1人の殺人鬼になってしまうか、それはまさに心がけ次第だ。