手帳をなぜ書くのか?
「なんで手帳をやってんの?何が良いか魅力を教えてよ。」
友人との電話で聞かれ、手帳の魅力を答えれそうで答えれない自分がいた。
もう2年近く手帳を書いているのに、そんな基本的なことがパッと言えない。
考えを整理する意味でも、手帳の魅力について書いて行こうと思う。
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「本当に大切なことを、確実に実行できる」
手帳をやってる最大の理由が上の1行だということに気づいた。
この1行を成すため"だけに"、多くの仕掛けを手帳に入れ込み、また新たな仕掛けを手帳に入れ込んでいる。
その仕掛け全てが自分自身を理解するためのものなのだ。
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本当に大切なこと。
現代は情報がどんどん解放され、選択肢がごまんとある。
それだけ僕らは自由でありながら、あまりにも多い選択肢の中で、決めきれず、そしてまた流され、結局1日何もせずに過ごすことが多い。
24種類のジャムを並べたときには、買い物客の3%しか購入しないが、6種類のジャムを並べたときには、買い物客の30%近くが購入したという実験結果もあるほどだ(アイエンガーの選択の科学より)。
僕らは選択肢が多ければ多いほど、選べない生き物なのである。
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強いては僕らが持っている「本当に大切なこと」という価値観は、ジャムの種類よりも遥かに多い選択肢の中で選ばなければならない。
しかもその日の感情だけでなく、時間の流れの中での成長や、長期で捉えることで見えてくる不偏的な考えなど、僕らが抱える大切なことという考えは、想像以上に奥行きが広いのだ。
では、その大切なことを見つけ出すためにはどうしたらいいのか?
それを解決する道具が、手帳なのである。
その日を記録することも、時間の流れで記録されることも全てを果たしていく。
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そして手帳は、その大切なことを"確実に実行できる"という側面も持ち合わせている。
自分という存在が、どうやったら行動するのか?それを手取り足取り教えてくれるのも手帳なのだ。
1日をどう過ごすか?
手帳にあるさまざまな仕掛けにより、手帳を朝書き終えるだけで、完全に整理される。
その日がどう過ごせば良いのか、光が差し込むほど明確になり、行動が管理されるのだ。
それは1日だけでなく、週間にも、月間にも、そして年間にも適用できるのである。
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本当に大切なことを、確実に実行できる。
恋愛やスポーツの試合、学業…。
したいことであり、やるべきことが明確になると、人は恐ろしく力が発揮される。
それは他の選択肢にも注がれていたエネルギーが一点に集中するからである。
でも、それも長期には続かない。
いろんな選択肢がまた自分に入り込み流されてしまうからだ。
だからこそ手帳を使うのである。
何を自分をするべきなのか、人生の単位で道筋を示してくれる。
そんなことを可能にさせる道具を、僕は手帳以外に知らない。
だから僕は手帳を書いているのだ。
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