子どものおしゃぶりを買うかどうか悩んでいる。
なかなか泣き止まない中でも、授乳をさせると落ち着きすぐに泣き止む。
赤ちゃんの頃は、口に入れたものを無意識に吸う吸啜反射(きゅうせつはんしゃ)という性質があるらしい。
この性質を利用し、おしゃぶりを使いたいのだが、一度癖づいてしまうと、おしゃぶり離れが大変だ。
それに出っ歯になる可能性もあるとのこと。
そこでドグマ家では折衷案として、「哺乳瓶のフタを臨時の際、くわえさせる」ということで適宜行っている。
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子どもが泣くバリエーションも増えてきた。
眠たい・お腹空いた・お腹痛い・ドグマが嫌・ママがいい・なんとなく…
ほとんどが涙がでる泣くというより、呼びかけのような泣き方である。
抱いて揺らすバリエーションも親として対抗するように増やしている。
静かに揺れたり、くるくる回ってみたり…
ここ最近の流行りは「歌を歌いながら揺らす」である。
この抱き方をすると結構な確率で泣き止む。
でもまたその流行りも廃れて泣き止まなくなるのだろうけど…
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そんな抱き方バリエーションの数々でも夜中、何をしても泣き止まない時。
ついに出番になるのが、ミルクも何も出ない哺乳瓶のふただ。
子どもの口に咥えさせると、泣き止み「チュッパチュッパ」と空気が吸われていく音だけがする。
その音を聞きながら、眠るのを静かに僕らは待つのである。
子どもの手が完全に敷布団についたら「眠った!」という判断で口から哺乳瓶のふたを取ることにしてる。
ただこの手がなかなか敷布団につかなかったりする…。
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だんだん落ちていくと思ったら、ぴくッと腕が宙に上がる…そしてまたノロノロと腕は下がるのだが、ぴくッとまた上がる…
それをプロレスのレフリーのように注意深く観察しながら、子どもが完全に眠りに落ちたことを確認し、ついに哺乳瓶のふたを取り上げるっ!
哺乳瓶のない子どもの口を見ると、チュパチュパと口を動かし、夢の中でまだ吸い続けているのだ。
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