11月。フランスの太陽。

今日は一段と冷え込む朝に感じる。

11月に入った。

 

去年の11月は何をしていたか振り返ると、フランス、スペインとハネムーン旅行をしていた。

 

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テレビや本で見たことがある町や建物。

それが目の前にあるという感覚は、まるで自分が絵本や夢の世界に入り込むような感じがした。

 

当時の僕は、ハネムーン旅行の前月に友人達とLIVEをして、どこか燃え尽きていた。それでも「何かしたい…!」と新しい刺激を一方で求めており、その刺激にフランス・スペインは十分に応えてくれた。

 

 

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フランスであろうと日本でも、大きく違うわけではない。直立2足歩行であるく人間のフォルムは同じなので、信号があったり、スーパーのかごの持ち手も同じだったり・・・根幹はおなじだ。

 

ただ町全体が持つ美や、日本でない料理から薫りもれる道路。

行き交う流行も主義も法律も。

同じ人間が作った世界なのに、まるごと違う世界がある。

 

それが「共通するはずだったもう一つの価値観」だった気がして、いろいろと考えさせられた。

 

大げさに言えば、これもまた一つの生きる世界だったのかもしれない。

 

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あの時から1年。

世界中がコロナ禍になりロックダウンまでしているなんて、ほんと何が起こるかわからない世の中だ。ものすごく遠くの国だったはずなのに、隣の町を曇らせている雨雲のように、身近にニュースが流れてくる。

 

でもフランスやスペインを歩いていた時も思っていたことがある。

どれだけ町や人が変わっていても「太陽や月は同じ」なんだってこと。

 

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僕は自然の上で生きてるし、自然の下で暮している。フランスの街並みからもはみ出るように太陽が顔を出していた。

 

自然に支配された中、創造力でこの街やあの道ができている。でもやっぱりそれは自然の上での話で、世界を人間が支配しているなんて全くないことなんだと外国の街から感じていた。

 

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それでも、その自然の大きすぎる力に恐怖せず、生きる希望をつなぎ合わせるように創造力で補い合う芸術や建物は、やっぱり偉大だ。

 

今年の11月。

去年の海外の刺激よりさらに大きな、子どもと暮らす日々。

フランスやスペイン以上に感じるままに作品を作りたいと思う。

 

 

 

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