怒りを笑いに

人と交わるチームというのは、掛け算の組み合わせだ。

力を合えば2倍でも10倍でも力が発揮されるが、軋轢が生まれれば、マイナスに働いていく。

 

人を活かす上で、チームのバランスはとても大切だ。

その中でも”笑い”という要素は極めて重要な位置にあると感じている。

 

 

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僕の所属しているチームは、部内でも平均年齢が一番若い。

チームリーダーは30代後半、その下が僕、20代後半の後輩と今年入社した1年目の新人がつづく男4人のチームだ。

 

歳がそこまで離れておらず、有難いことにチームの仲は良い。

昼はいつも4人でご飯を食べに行き、新人の出会い系アプリにハマっている話や、鬼滅の刃がやばい等、男のくだらない話で昼休みを楽しんでいる。

 

そんなチーム内はいつも明るい空気感に包まれている。

 

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しかし仲良しこよしで過ごせるほど甘くはない。若いチームということもあり、常に管理職からは発破をかけられる。厄介なのは管理職は機嫌の良し悪しで言ってることがコロコロと変わるのだ。

 

「外勤に行くなら俺を巻き込んでくれ!どんどん利用してくれ!」と兄貴肌の管理職。

 

その言葉を信じチームリーダーが管理職の同伴をお願いすると「俺はお前の駒じゃねえぞ!」と急に怒り出す始末。

 

管理職が帰るや否や、「リーダー大丈夫ですか!?」とピリついた空気に僕らは集まる。

 

「………。

 

 

いやいや!!

 

あの反応おかしくない!?」と笑いながら反応するリーダー。

 

それを見て「あれはおかしいです!!」と釣られて笑う僕ら。

怒るでもなく貶すでもなく、場を和ませるリーダーの反応を見て思う。

 

 

笑い飛ばす力って大切だ。

あんな怒り方をするこんな矛盾した環境に、真剣に思い悩んだら何を信じたらいいかわからなくなる。

 

だからこそ笑いにして、ツッコミを入れて、不穏な空気をチーム内には持ち込まないようにすることがどれだけ大切なことか。

 

 

 

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溜め込んだ我慢はしっかり発散する。

しかし怒りをただ怒りで返してしまうと、きっと自分の周りの環境は”怒りの掛け合わせ”で1つの出来事にいつまでも悩まなければならない。

 

そんな怒りを笑いで返すユーモアを、僕も持っていたい。

 

 

 

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