つかの間の1人暮らし

奥さんが産後、実家へ帰省している関係で、つかの間の一人暮らしをエンジョイしている。

 

 

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好きなものを食べて、好きな時間を過ごす。

2人で暮らしていたときは、がっつり食べたい時に豆腐。仕事から帰ってくるなり買い物に付き合わされ、休みの日は掃除。あの時を思うと今の1人暮らしはとても気楽だ。

 

 

と、思っていたのだが・・・

1人暮らしを始めて1カ月。赴くままに欲望を解放させると、欲望も次第になくなり、だんだん同じループに陥っている自分に気づく。

 

ご飯を作るのも、遠出するのも面倒なので、結局夜は近くのかつやかラーメン。

休みの日も特に誰からも指示されることはないので、朝はだら~と過ごし、調子が狂っていく。

 

2人で暮らしていた時は、自分の時間を貴重に思い、わずかな時間でも全力投球していた。もっともっと時間がほしいはずだったのに、今のように時間が溢れると貴重感も薄まり、そんな貴重な時間を流している自分がいる。

 

自由を求めていたのに、”楽”や”安全”や”安い”といった理由で、だんだん選択肢を固定させ、結局いくつ道があっても、いつも同じ道を歩いている。自由にさせたところで、あちこち走り回るのは最初だけだ。RPGにでてくる村の住人のように、村の外にわざわざでなくなってしまった。

 

 

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しかし、そんな1人暮らしの時間も終わろうとしている。

来週、僕が住む愛知県に奥さんが子どもを連れてやってくるのだ。

 

奥さんからの掃除や買い物の指示に加え、子どもの夜泣きに、オムツの取替、エトセトラ。超大型台風の暴風域に僕は今入ろうとしている。そう思うと、この有り余るように捉えていた時間も、砂漠の上にある枯渇寸前の水のように感じてくる。

 

 「もっと早くあれをしとけば…」

「あそこに行っとけば…」

後悔している未来が容易に想像できてしまう。

 

自由なはずなのに、どこか勝手に固定化させている今の時間。口に入れる食べ物も歯磨き粉だっていつもと同じ味じゃつまらない。

 

 

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