池袋暴走事故についての僕なりの考えをまとめてみた。
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被告人である飯塚幸三氏は現在89歳。
11人もの死傷者を出し、高齢による運転操作に誤りがあったのではないかと問われているこの事件。飯塚氏が行政・経営・国際事業における貢献も大きく、一部では「上級国民」と評され、その罪に対しての制裁内容も注目される裁判だ。
被害者の悲痛な想いと被告がここにきての無罪主張が、国民感情として納得ができず、多くのニュースで取り上げられている。
被告の判断ミスなのか?
車自体の故障なのか?
交通事故という悲劇の中で、巻き込まれた人たちの感情の整理がつかず複雑に渦巻いている。
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高齢者なのになぜ免許書を返納せず運転をするんだ?
こういった意見をネットで目にした。
高齢ドライバーの是非が問われる昨今、近い未来、高齢者が運転している風景を目にすることはなくなるのかもしれない。免許取得が18歳からと法律で決まっているように、免許消滅は70歳と決まるのかもしれない。
では65歳なら大丈夫なのか?
危険を言い出すときりがない。
年齢による線引きで、解決する問題なのかもわからないのだ。
雨の日でも運転していいのか?
交差点の作りは現状で本当にいいのか?
突き詰めると僕はこのまま車の免許を持っていていいのか?とさえ思えてくる。
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すごく遠くの事故のように僕はこのニュースを見ているが、車を運転して、ヒヤリとしたことは何度もある。今回のように事故を起こす状況、そして罪を問われる日々にいつだって繋がっている。
右を見て、左を見て、安全をしっかり確認しても、事故を起こした時。
そしてそれが人の命を奪ってしまうような事に繋がってしまった時。
その感情を何にぶつけたら赦されるのだろう。
死と隣り合わせに危険が孕む車。
これほど異常な環境はないのに、当たり前のように、一時停止を無視して裏路地を走り抜けていく車を見る。
憑りつかれたように車を運転する人間。
高齢者だから免許を返納しろ!上級国民でも罪を重くしろ!
それが今回の事故の本質的な教訓とは僕は思えない。
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