雨の街

雨が続く。

朝起きてカーテンを開けなくても、河が流れてるような音が部屋の外からする。

 

雨は、みんなの行動を少しずつ変えて、雨の街をつくっている。

 

 

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水族館な駅内。

岡村靖幸が「汗ですべるバスケットシューズ まるで歌うイルカみたいだ」と歌っていたが、まさに名古屋駅内は、雨で濡れた床とゴム板のスーツシューズが擦れ離れるたびに、「キュキュ」っと音を出し、あちこちでイルカが鳴いている 。

 

 

 

 

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雨が作る人集り。

雨をしのぐアーケードの先には赤信号が灯っている。傘を広げて信号を待つのが億劫だから、みんなアーケードの屋根が続くギリギリの縁に立って信号が変わるのを待っている。

 

 

 

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入り口のてんやわんや。

建物内に入る時に、傘から滴れる雨水を払いのけたくて少し歩みを遅めるけど、会社へ向かう歩みは止められない。そこにコロナ予防のアルコール消毒が置かれていて、あれもこれもと、やること渋滞が起きている。

 

 

 

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雨がふると僕も行動を変える。

今年初めてノースフェイスのマウンテンパーカーを着て、会社へ向かった。マウンテンパーカーのポケットに手を突っ込むと、いつから忍び込んだのか?

50円玉が出てきた。雨のためその場で財布に入れるのも面倒なので、またポケットの中に戻した。こうやって、また来年も同じように忍び込んでいるのかもしれない。

 

 

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雨が今日も続いている。

雨によって起きてること。

書くとすごくどうでもいいことなんだけど、小さなきっかけが、ポツポツ街の中で生まれている。

 

濡れたくないけれど、傘をさしながら、土曜日は素敵な出会いを求めたい。

 

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