学校を卒業しても仕事が変わっても連絡することができる人って何人いるだろう?
大人になると連絡をとる人は限られていく。
それは、”理由がないのに会える”、その間柄を保つのは非常に難しいからだ。
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全く連絡を取っていないが、小学校の友人や、習い事で出会った人に会ってみたい時がある。連絡先なんて知らないし、ましてや名前だって曖昧だ。
それでも本気でFacebookなどのSNSで探せば、きっと連絡はつくはず。
とはいっても、その人に連絡ができないのは「会う理由がない」からだろう。
所属していたコミュニティ(学校や仕事など)があったからこそ、理由もなく話し合えていた。そしてコミュニティにいる時は、小さな情報が入ってくる。
「あいつは今ポケモンにハマってる」
「北海道へ旅行したらしい」
「車の購入を考えている」
そんな自然に入ってくる情報を基に声をかけて、会話が生まれていた。
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コミュニティを抜けてしまうと、まるで友情度を測るように、僕らは距離感を考えてしまう。
嫌いになったとか、話したくないではない。
会う理由がなくなってしまったのだ。
いつか会えるだろうと機会を伺っていたら、気づけば10年、20年経っている。
”会いたい”ってだけで会うほど、純真に受け止めれる年齢ではなくなってしまった。今さら会って何を話すんだ?と身分相応の考えを身につけながら、疎遠になってしまった友人たちは今何をしてるんだろうか?と考えたりする。
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ゲラゲラと深夜まで笑い続けていた頃。
あの時の思い出が、今になって妙なハードルの高さを残しているのかもしれない。
ここで会って、昔と違っていたら…楽しくないと思われたら…
なら一層のこと、会わずに”あの頃をあの頃のまま”にしてしまう。
と、ウダウダしてて焦ったい。
会いたいなら見境なく会えばいいのに。
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