いつも夢をみるのだけど、起きるとすぐ忘れてしまう。
それは起きた時に、夢で起きた事象が一つも現実にないからだ。思い出すきっかけがない。
だから目覚めた瞬間にまだ覚えている夢をメモしたりする。
今朝も夢を見た。
断片的な夢だが、坂のある街でバブルの時に立てたような賃貸アパートで寝泊りする夢。
何の意味もないのだけど、夢も現実も経験してしまうと僕にとっては同じだ。
どちらも次第に忘れていくけど、良いように補正しながら創りながら残していく。
夢と現実の違いは今につながっているかどうかであるのだけど、小学校の美術室の思い出や、学校の帰り道など、1人で経験した思い出と夢の違いはないのではないだろうか?
誰も知らない話を僕だけが知ってる。
それは夢であれ現実であれ僕が忘れてしまえばこの世にない話になってしまう。
だからなのか、夢を蔑ろにしたくない自分がいる。夢でいい旅をしたのであれば、良い一人旅をした現実の経験なんだと思ったりする。
夢のように、人は目に見えないものを作り出す。それは言い方を変えれば、創造力であり、嘘である。
人は「嘘を信じれる力」があると聞いた。
例えば神様。
ギリシャ時代では戦の神や水の神などを造形し、その像から人々は想像し一致団結させることで力をつけたという。
社会もそうだ。
すでに金本位制度が崩壊し、今手にしているお金は金と交換する券ではなくなっている。でももうそんなことが大切なのではなくて、お金は物と交換できることを僕は信じてるし、それが力となり経済を動かしている。
現実の社会にいて、いろんなみんなの創造力が現実の顔として存在する。
上司より先に歩くのは失礼だ!と信じてる人もいれば、上司の後ろを歩くのは失礼だ!という人もいる。
どっちが真実とかではなく、そもそも世の中に何が嘘で何が本当と議論する方がおかしくなってくる。
つまるところ自分がどう思うか?何を信じるか?が大切になってくるのではないか。その意味で夢はすごくヒントになると思っている。
今日の夜もまた夢を見る。
1番近い距離で自分が頭の中で生み出そうとしているモノ。
それを忘れてしまうのは、とても勿体無い。
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