そんなアメリカ政治について僕がここ半年以上ずっとどハマリしているオリエンタルラジオの中田敦彦さんの動画を通じて感じた、”視点”についてまとめようと思う。
今回アメリカ政党について取り上げるが、そもそもアメリカ政党なんて何一つ興味がなかった。しかし、たった1つ知識をつけるだけで、一気に興味を持つようになる。それは中田さんのトークがすさまじく面白いということが原因として大きいが、それだけではない。
「その人(政党)がどういう視点なのか?」これがわかると、めちゃくちゃ興味を持つようになるのだ。
この感覚は『ブラタモリ』を楽しむ視点と似ている。
普段「地形」について気にも止めない僕だが、ブラタモリで地形の成り立ちについて話すタモリを見て、「そういう視点で世界を見ている人がいるのか」と新たな視点をもつことで一気に知的好奇心がわくのである。
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アメリカ政党は、下の図を理解すると、とてもわかりやすい。
大きく見ると「公平な社会主義を目指す民主党」と「愛国の資本主義を目指す共和党」に分かれる。
現職トランプ大統領は共和党保守派と呼ばれ、上の図では右下の立ち位置に該当する。
アメリカファーストを掲げて、個人より国家に重んじた政策をすすめる。法人税を下げて公共事業より資本主義の競争を加速させる方針を持っているのだ。
これを理解すると辞任した安倍元総理と仲良かったのも一気に理解できる。安倍元総理も愛国心の政策の下、消費税はあげるのになぜか法人税を下げ、競争を加速化させるトランプ政権と方針が酷似しているからだ。
一方、今回対抗馬である民主党バイデンは、民主党中道派とよばれ左真ん中の方針に位置する。アメリカの若年層は貧困が多く、民主党は人気があるが、年配層はまだまだ社会主義抵抗感が強いアメリカ。そのため急進派よりはマイルドな立ち位置でいるバイデンが今回の代表に選ばれている。
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この視点を理解すると、菅新総裁体制の日本政府はトランプ、バイデンのどちらになってほしいかがわかってくる。菅総裁は安倍政権の継承を掲げている。であれば当然、同じ主張方針であるトランプに継続してほしいと考えられている。
今後日本ではどのようにこの二人をメディアが取り上げるか慎重に見届けたい。
政府同様、メディアにも立ち位置があり、その立ち位置から情報が流れてくる。
何も知らないと自然とメディアの思惑となる人物を応援させられているのかもしれない。
この人はなにがしたいのか?
これはなんで存在するのか?
物事の”視点”をまず知ることが、好奇心も思考もスタートするきっかけになるのだと思う。
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