僕は9月に転勤する。
慣れ親しんだ、東海地方にいるのも2週間をきった。
未来に見えない変化があると、それだけで恐れてしまい、転勤したくない!という恐れる僕が出てくる。
変わらないですむのであれば、このままこの地方で変わらない生活環境に身を置きたいとふさぎ込んでしまうのだ。
そんな時に悪いうわさをよく耳にするもので、
「ドグマくんの転勤先パワハラの上司がいるよ」
「職場環境よくないみたいだね」
などと誰が何処で掴んだのか、不安にさせる情報だけは面白おかしく飛び込んでくるのである。
この不安な気持ちがそのまま現実になった時、自分がつぶされてしまうのではないか。
こんな風にリスクばかりに目がいき、その一歩が出てこなくなってしまう。
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しかし環境の変化は僕にとって絶対に必要であるのはわかっている。
むしろこうやって環境を変えてくれる会社に感謝をしないといけないとさえ思えてくる。
何も変わらない生活。
それを求める自分がいないわけではないけど、危険な道であっても突き進んでいたいというのは自分の本来の考え方だ。
つい挑戦する前、変化する前は恐れて忘れてしまうけど、今の自分に100%満足をしていないのであれば、いや満足していたとしても、欲が続く限り、やっぱり変わっていかないと僕はいけないと思う。
その貪欲さは自分の中で秘めていても忘れたり、流されたりするので、こうやって半ば強制的にも変化する環境があることは、とても大事なことなのかもしれない。
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職場環境や居住地が変わろうとしている中、僕はアニメーション動画にいま挑戦している。
とってものん気に車を走らせているが、作っている本人からしたら勉強ばかりだ。
知らないことに挑戦し、できないと思っていたことができるようになることが、こんなに嬉しいことなのかと、まるで小学校に入り直し、成長する喜びを相変わらず感じ取っている。
動くことで現状より悪いことになることは多々ある。
それでも恐れから動きだせず、留まるだけの人生を僕は良いと思えるのだろうか。
もし未来の僕が新しい環境に馴染めず、自分の選択を恨んだとしたら、どうか思い出してほしい。
バッドエンドなんてない。その時はまだ変化の途中なんだと。
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