僕は買った本をすぐに汚す。
汚すという言い方もどうかと思うが、理由としては「自分の考えを本に直接書き込む」からだ。
「新品で買ったのに本に字を書くなんて勿体ない…」
と思う人がいるかもしれない。その気持ちもすごくわかる。
でも僕は、2回、3回と読み返す中で自分の考えが変わる「変化」を楽しみたいので積極的に書くようにしている。
書き込むことで過去の自分と対話ができ、また違った楽しみが起きるので、買った本が本棚で眠ることはない。いつか本棚から目覚めることになる。
さて、そんな本の読み方(書き方?)をしている僕だが、昨日買った「星の王子さま」はほぼすべてのページに書き込みをするほどドハマりした。
星の王子さまを読み終えて
以前星の王子さまを買おうと思い、記事にした際、のんちさん((id:nonchi1010))から丁寧に星の王子さまのおすすめを教えてもらった。
星の王子さまは多くの方が翻訳しているため、どの星の王子さまを買うか初心者は迷ってしまう。のんちさんはあとがきの素晴らしさから池澤夏樹氏の星の王子さまをおすすめしている。
本を楽しく選ぶのも至福の時間だ。しかし本屋に行くとまさかの訳書は一冊しかなく、しかも写真では分かりにくいが、すごく小さい(定価480円)。
ちゃんと選んで買いたかったが、「読みたい!」衝動におされ小さな文庫を手に入れた(のんちさん!絵本は別の機会で手にいれます!せっかくご紹介いただいたのに、すいません汗)。
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さて本題である星の王子さまについて。
僕の星の王子さまの感想は、この本の至る所に書き込んだ。その一部を最後に公開することで本の感想としたい。
それでも少し自分の考えをまとめたい。
この本の中心となる考え、それは夢を見る力だ。
それを星の王子さまにちなんで”彗星”として例えたい。
これからも生きていき、どれだけ彗星を見落とさずにいれるか。
喉が渇き死にそうな時でも、目まぐるしく仕事に追われていても、人生の核になるような空気が、僕らの状況と関係なく(または状況と関係して)彗星のように自分の目の前を横切っていく。
その彗星の意味がわからなかったり、忙しくて払い退けたり、もう持ってると思って捨てたり…
彗星だとみんな信じて有難がっているけど、自分にとってはちっとも光っていなかったり…
みんな石ころだと思って蹴っ飛ばすけど、すごくきれいな曲線を描く彗星に僕は見えたり…!
一昨日飛んできた僕と「星の王子さま」の出会い。
定価480円の彗星は、5年後・10年後、きっと本棚から目を覚ます。
その時の”僕”にきっともっと大きな意味を教えてくれると僕は思っている。
最後までご覧いただきありがとうございます!