児童文学の傑作「星の王子さま」。
公式サイトの冒頭では上のイラストから始まる。
このイラストは星の王子さまで伝えたいメッセージを端的に表現している。
世界中で総販売部数1億5千万冊を超えた、このロングベストセラー作品には「肝心なことは心で見ないと見えない}という、大切なメッセージが書かれているのだ。
作者であるサン・テクジュペリはこの物語にたいしてこのように書いている。
この物語りを世界中の子供達に
また自分が子供だった頃を忘れがちな大人達に
そしてうわべだけでなく
物事の ほんとうの美しさを
見つめる勇気を持ったすべての人々に
心からの友情をこめて贈ります。サン・テクジュペリ
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タイトルは何度も聞きましたが、自分自身で読んだことはなかった星の王子さま。
この本を手に取ろうと思ったのは、
じゃあ秘密を教えるよ。とてもかんたんなことだ。ものごとはね、 こころで見なくてはよく見えない。いちばん大切なことは、 目に見えない
星の王子様
というセリフを見て一気に引き込まれた。
「なんだ?この忘れていた感覚を思い出すようなセリフは・・・」
そして星の王子さまを少し調べてみると冒頭から僕はこの本を買うことに決めた。
子どもの心をもったまま周りの人に合わせて「大人」として生活していた、主人公の「僕」。
周りの大人たちに「絵なんか描いていないで、勉強しなさい」と言われ6歳にして画家をあきらめて地理や歴史や算数などの勉強をしっかりして、パイロットとなり、世界中を飛びまわるようになった。
ひとりで飛行機に乗ってサハラ砂漠を飛んでいるとき、飛行機が故障し、砂漠に不時着。そこで星の王子さまに出会う。
僕はパイロットではないが、この主人公の「子どもの心をもったまま周りの人に合わせて「大人」として生活していた」 という箇所に深い共通点を感じた。
さらに調べていくと、この物語は「子どもと大人」がとても大きなテーマになっている。それは身体的成長による「大人!」ではなく精神的成長による「大人とは?」を意味している。
このような感覚は映画「スタンドバイミー」や「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」に通じるものがあるのかもしれない。
まさに砂漠のように暑い日の中。
不時着した僕にとっての「星の王子さま」との出会いはどのような意味になるのか?
すごく楽しみである。
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