上司
「口答えをするな!」
事務員さん
「今日は忙しかったので!」
昨日、オフィスで上司と事務員の方が帰り際、喧嘩をしていた。
話の内容を聞いてみると、事務員の方が毎日出さないといけないものがあるが今日は忙しくて出せない様子。
でもこの出さないといけないものは、そもそも事務員の方が以前ミスをして問題になり、その防止策として作られたルールだ。
上司としてはミスをもう2度と繰り返さないために口を荒げて従わせようとする。
上司
「忙しいとか関係ないから!ちゃんと書いて!」
事務員さん
「今日は電話も多かったの!だったら今後電話も取らないです!」
上司の言い分はわかる。
上司の上の管理職からそのルールを適正に運用させるよう上司に指示が下りている。
そのためこのルールをやらせずにまたミスがあった場合、上司自身の責任になるわけだ。
しかし事務員さんの言い分も分かる。
必死で電話を取り、今日は特に忙しい日であった。そもそもそのルール自体、事務員さんも納得していない様子で、その上、頭ごなしに「言うことを聞け!」と言われると、「嫌ッ!」という感情が強く出るのであろう。
「信頼関係」の構築がないまま強制的に、一方で感情的に訴えても、分かり合えることはない。見てる目線が違うなかでお互い歩み寄ることはないので、それぞれ相手の見てる世界を考えずに言葉を発しあってるように見える。
そこで出る答えは「なんでこの人はわかってくれないんだ!」という怒りや歯がゆさしか生まれない。
もし一歩でもお互い歩み寄れば…
どんな会話に変わったのだろう。
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喧嘩もさらに炎上し、わいわいお祭りみたいになっていたので、僕と後輩で「まぁまぁ」とすり寄る。
上司から「ドグマ、○○(事務員の方)さんのフォローしといて」と急にフラれて上司は自席に戻っていった。
え!!フォロー!?
後輩もまぢか!見たいな顔をしたまま、なぜか後輩も自席にそーーっと戻っていった。
殺伐とした空気感の中で、頭真っ白のまま振り絞って質問した。
ドグマ
「・・・。よ、4連休どこかお出かけするんですか?」
事務員さん
「・・・。」
ドグマ
「・・・。」
事務員さん
「・・・。京都に行きます」
ドグマ
「京都!へぇ!よかったです!」
事務員さん
「!!よかったですってなんですか!そんなに私が邪魔なんですか!」
ドグマ
「えぇえぇぇ!?」
何も考えずに歩み寄るのも危ない。
相手の目線にどれだけ立てるか?
来る4連休での奥様対応の要になってくるのだろう。
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