ここ最近はめんどくさいの追及をしています(^ν^)
このめんどくさいを考えるときに、「やる気を出せよ!」とよく言われます。そもそも「やる気」とはなんなのでしょうか?
今日は「やる気」に着目していきます。
自己効力感
心理学ではやる気のことを「モチベーション」と表現しますが、これには「自己効力感」が深く関わっているといわれています。
「自己効力感」。あまり聞き慣れない言葉ですが、以下のように定義されています。
ある事態に対処するために必要な行動を、うまくやり遂げることができるかどうかについての、本人の判断。
簡単に言えば「自分にもできそうだと思えるかどうか」ということ。
確かに、やり方がわからない仕事や不得意な業務は、中々やる気がおきないものです。
「自己効力感」が起きるとき
自己効力感が起きるときはどんなときか?
以下の4つのときに自己効力感が起きるといいます。
1)直接体験
その名の通り、実際に成功体験を積むことです。
一度うまくいったことなら、できそうな気がしますよね。
2)間接体験
誰かが成功したのを見て学ぶことです。モチベーションを高めるという観点では、成功例をたくさん見るようにしましょう。
気をつけたいのは、誰かが目の前で失敗したとするのを見ていたとすると、自己効力感は下がってしまうこと。
3)情動的喚起
情動的喚起とは
「その行動を遂行できるかどうかの判断のより所となるような生理的な状態の知覚」
かっこいい言葉が並びますが、簡単に言い変えると、
なにかやるときに、自分の体や心がどのようになっているか知っていること
を言います。
以前の記事「【めんどくさい】をやってみた」はまさにこの情動的喚起を実践しています。
仕事を振られることで「めんどくさく、脳が明日やろう・・・」と反応することを”知覚”していることが大切です。
知覚できているからこそ、あえて、「だからやってやろう!」と行動する意識を持つことで自己効力感につながっていきました。
また例えばイメージトレーニングもこの情動的喚起にあたります。緊張するようなイベントの前は、上手く行っていることをイメージしてポジティブな感情を作り出すよう意識するのも自己効力感につながるのです。
4)言語的説得
「自己や他者から説得的な暗示」をかけることです。
要するに「俺(君)は出来る…!」と言葉で説得することです。
説得という言葉が使われていますが、強制されるという意味はなく、他人から「落ち着いてやればきっとできるよ」などと声をかけられることでやる気も上がります。
自己効力感があってもやる気は出ない?
自己効力感が高まることで「自分でも”できる”」となり、やる気が沸いていきます。
しかしこの「やる気」。
できると分かっていても、やる気が出てこないことがあります。
「起き上がるのが【メンドクサイ】」のは、
起き上がれないわけではありません。
ではなぜなのか?
そのヒントがやる気の生まれ方にあります。
話が長くなりますので、もう少しメンドクサイシリーズを続けていきます
最後までご覧いただきありがとうございます!
過去シリーズ
①考える
②行動
③めんどくさいの思考
④めんどくさいを超えると・・・
⑤お願い
⑥集中力
⑦快楽