【手帳】願望のサイクル:過去の側面

前回は願望からすべてが始まる話をしました。

願望は、理想の未来の方向性を指し示します。

 

 

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今回は、願望それ自体を分解し、願望が生まれるサイクルを考えていきます。

 

 

 

願望のサイクルを理解することで、未来を指し示す方向性である未来コンパスをより正確なものにしていきます。

 

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それは効果的なトレーニングをすることで、手に入れたい筋肉をつけていくのと同じで、願望のサイクルを理解することで、未来視力の筋肉をより効果的につけていきます。

 

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願望が生まれるサイクルを理解するために、まずは、早起きをしたい!という例えを使って、この願望を「2つの側面」から考えていきます。

 

1つ目は過去の側面、2つ目は未来の側面です。

 

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過去の側面:結果⇄原因

 

自己理解を深める

 

過去の側面から願望を考えることで、「自己理解」を深めていきます。

 

自分とはなんなのか?自分自身を知るには過去の経験や感性を分析していくことから始まります。

 

そこで、そもそもなぜ早起きをしたいと思ったのか?過去の側面から自分を見つめていきましょう。

 

結果と原因、どちらが先か?

 

早起きしたい!という願望の【結果】がなぜ生まれたのか考えると、過去に早起きをしたくなる【原因】があったから、この願望が生まれています。

 

物事は常にこの【結果】と【原因】が付きまとっています。

 

ここで、【結果】と【原因】のどちらが先にうまれたものなのか、考えてみると時系列の場合…

 

時系列の流れ:

【原因】○○ → だから → 【結果】早起きをしたい!

 

と【原因】が先でその後【結果】という流れになります。当たり前の話のようですが、これを思考の流れで考えると、【原因】は分析により導かれるため、時系列の流れとは逆になります。

 

思考の流れ:

【結果】早起きがしたい! → なぜ? →【原因】○○だから

 

という流れです。手帳もこの思考の流れと同じで、【原因】がなんなのか?分析をする事で、【結果】から【原因】が導かれていきます。

 

 

 

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しかしここで大切なのは、鶏が先か卵が先か?の話をしたいのではなく、この【結果】と【原因】のサイクルを回すことで「自己理解」を深まっていくということです。

 

手帳では、この起きた事や抱いた感情である【結果】を常に書き、未来の【原因】になるものを記録して、過去の【原因】を分析していくことになります。

 

このサイクルの繰り返しが自分への理解が一歩、また一歩進めることになります。

 

 

 

自己理解を深める願望

 

では分析をして、なぜ早起きしたいのか?その原因が出てきたとします。

 

例えば

・1日を充実させたいから

・朝が弱くて起きるのが億劫だから

・有名な経営者はみんな早起きだと知ったから等

 

今回は、その答えが、「1日を充実させたいから」とわかったとします。これが過去の経験から生まれた【原因】となります。

 

結果:早起きしたい!

なぜ?

原因:1日を充実させたいから

 

1日を充実させたい!というのは裏を返せば「1日が充実していない」過去の原因があるのです。

 

自分への理解が一歩進み、最初の「願望」が少し色彩を持ちました。いま例で出ている人の願望は…

 

 

「1日を充実させたいから早起きをしたい」

 

という願望へと変貌したのです。

これが過去の側面からみた願望のサイクルです。

 

この過去の側面からみた願望のサイクルにより、自己理解が深まり、未来視力の筋肉がつく準備ができました。

 

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手帳レッスン:2

 

ここであなたも手帳を開いて、前回書いた願望に、「なぜこの願望を書いたのか?」問いかけて、その願望を抱いた過去の【原因】を探ってみましょう。

 

また一歩、あなた自身の理解が進みます。

 

 

さて、次回は、未来の側面から願望を見ていきます。いよいよ未来視力の筋肉トレーニングが始まります。

 

 

 

 

最後までご覧頂きありがとうございます!