ライフスタイルと席

今朝オンライン朝会に参加されているメンバーのりこさんから「ライフスタイル」についての話がでた。

 

自分の軸とは何か?を考えると、どうしても漠然として難しい。

それをキャラが立っている!と考えるとわかりやすいとのこと。

 

確かに会社員でも、

「あの人はいつも周りを笑顔にさせるキャラだ」

「あの上司はいつも怒っている」

とこっそり僕らはその人に対してのキャラクターを作っている。

 

そしてキャラが立つと、自然と、そのキャラに合わせた

「席が用意される」というのだ。

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「あの人はいつも笑顔をくれるから、仕事の会議も部署も超えて、

プライベートの遊びも誘いたい!」

「あの上司はいつも怒ってるから、業績の悪い部署で発破をかける役割として異動させたい」など、たしかにキャラが立ってくると人間関係の席替えを行っていく。

 

ここでライフスタイルの話になる。

僕らはこの用意された席をどうしていくのかでその人のライフスタイルが見えてくる。

 

のりこさんは、用意された席で全力でパフォーマンスをして、次の世代にその席をゆずるようなライフスタイルでいたいという。そしてできれば全盛期で自信に満ち溢れた状態でバトンタッチをしたいというのだ。

 

自分の軸であるキャラクターを見出され、そのキャラクターを見こみ用意された席から社会へ貢献し、その役割を十分に発揮できている状態で次の世代へ引き継いでいく。

とてもステキなサイクルを聞いた。

 

でも人は自信を失うと、その用意された席を譲ろうとせず、その席に居座ろうとする。

新しい世代が入り、もうその人のキャラも不必要な時代に、まだその席に居続けようとぐっと、席の上から退こうとしない。

 

利権に塗れてくると本来見いだされた自分の軸であるキャラクターと、居座る席が合わなくなってくる。合わなくなればなるほど、その席から人は退かない。

どんどん後ろが詰まってくる。それでもその席を退かないから、流れは変わり、その席自体取り壊されてしまう。そして、その用意された席の役目は終えていくのだ。

 

政治も組織も団体も、僕らはヒーローのようなキャラクターを見出し席を作って用意している。

 

でも見渡すと、たまに不必要な席を見つけたりする。

でもその席も誰かのために役立ってる。

 

すごく居心地がよさそうに座った人を喜ばせている。