部長との会社面談を通じて

日本国民の93%は、仕事がつらいと回答している。

 

そんな結果がなぜ起きるのか?

 

昨日、部長との会社面談を通じて、この現象結果について紐解いていきたい。

 

部長との会社面談を通じて

 

「5年後はチームリーダーとしての君に期待している。その候補に君はいる」と会社面談でいわれた。

 

やる気をださせるように言ってくれた言葉かもしれないが

僕にとっては逆効果だった。全然響かない。

 

いや、むしろその発言に失望さえ覚えた。

ではなぜそんな感情が沸いたのだろう。

 

それは大きく分けて2つの点で僕とずれているからだ。

それは「価値観」と「ビジョン」のズレである。

 

価値観について

 

そもそも僕の価値観としては

僕は5年後「何をしていたいか?」という行動に価値観を置いており

「どんな立場にいたいか?」なんてどうでもよかった。

それは結果であり僕がコントロールするものではないからだ。

 

この価値観のすれ違いはとても大きい。

そしてこれは僕の会社では世代によって大きく、

話の隔たりになってしまっているように感じる。

 

会社での飲み会でもそうだ。

20代の若手社員と40代以降の上司たちとでは根底にある価値観が全然違う。

(これは僕の会社がそうであるだけで、世の中全体を指すものではないです。)

 

上司は酒に酔いだすと状態を起点に会話を始める。

「何歳でチームリーダー(状態)になりたい?」

「俺は■■歳で管理職(状態)になったんだ。」

 

でも若手は、何をしたいか?という行動に価値観を置いているため

状態での価値観にピンッとこないのである。

もはや上司の質問や、武勇伝は日本語ではない。

いや言葉が分かり、思想が違うため、場所や時代が違えば宗教戦争だ。

これは大きな大きな火種を生む価値観の相違だ。

 

だから若手は上司と酒を飲みに行くのを嫌がる。

説教を嫌がるのもあるが、この思想の植え付けを嫌がるのが大きい。

f:id:asasyukan:20190616235427j:plain

そして今まさに僕が大切にしていたいのは

「立場ではなく、行動に対して価値の重きを置いていたい」という価値観である。

 

そして最も恐ろしいことは

「立場の話ばかりしていると自分が本当に何をしたいのか見えてこなくなってくる。」

これが立場を価値観にしている人の一番恐ろしいところなのだ。

 

大学で何をしたいか?で考えるのではなく

どこの大学にいきたいか?で考えるようなもの。

したいことでなく場所から話を進めるため、

どんどんしたいことへの幅が狭まり、自分の人生を窮屈なものにしていく。

 

ただ何となく上の立場だと、

できることがたくさんある「イメージ」が先行しているのである。

でも違う。

そこで「何をしたいのか?」を考える癖をつけないと発想はどんどん窮屈なものになっていく。

 

 

ビジョンについて

 

「5年後はチームリーダーとしての君を期待している。」

 

5年間真剣に物事に取り組んだら、本気で世界をとれると僕は考えている。

ここで言いたいのは自分に対しての己惚れた見当違いの自信ということではなく

「5年という時間の可能性は莫大である」ということだ。

 

5年という期間はえげつなく長い。

あっという間にすぎるという人がいるなら、

それは時間と向き合っていない。

何も考えていないからすぐに経ってしまうのだ。

 

物事夢中に取り組んだのなら、1年でも人生720度ぐらい見方が環境が立場が変わる。

5年という月日は、世界中に広がるほどの可能性に秘めているのだ。

 

それを信じていないから、

自分の価値観も相手の価値観も過小評価する。

この程度なんだと見積もってしまう。

 

「5年後はチームリーダーとしての君を期待している。」

5年真剣に夢中にやって、社員3人束ねるチームリーダーというビジョン。

あまりに夢がなく、こんなの期待も何もしていない。

 

むしろ期待してこれであるのなら、とんでもなく僕の評価が低いことになる。

(いや、その可能性は十分に考えられる。むしろ事実だろう。)

でもそんな皮肉めいた言い方ではなかった(と信じたい)。

 

それだけ僕と部長との間にはビジョンの相違がある。

立場というポイントで考えてしまうと可能性をどんどん狭めてしまう。

未来を見渡すビジョンという視力がどんどん悪くなる。

 

そして視力の悪い大人たちが集まり、仕事は辛いものだという

誰も得しない教えを布教する。

 

冒頭で伝えた通り日本国民の93%は、仕事がつらいと回答している。

このビジョンが崩れまくった布教は結果として大成功しているのだ。

 

そして今まさに僕もその布教を面談を通じて受けているところなのだ。

 

「なんで僕の5年後の未来がチームリーダーというゴールなんだろう。」

真に受けたら、こんなつまらない人生はないだろう。

 

会社に自分の人生を求めてはいけない。

ホントに変えたいなら自分自身だ。

 

価値観もビジョンも自分自身で守っていかないといけないし

歩みを止めてはいけない。

 

人生はもっともっと楽しいものであるはずだから。

 

 

 

最後までご覧いただきありがとうございます!(^^♪