【日常:25】若い人に敬意を払う考え

ここ最近は水彩画と色鉛筆の共存を目指しています。淡さを残しつつ特徴を活かしつつ精神で頑張っております。

 

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今回は、若い人に敬意を払うということについて考察していきます。

 

 

若い人に敬意を払う考え

 

4000年前から続く若い世代の批判

 

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仕事をしていると、「目上には敬意を払いなさい」という言葉が先行しすぎて、「目上の人の言葉に従いなさい」に変換されていることがよくある。

 

会社の飲みに行くと「最近の若いモノは...」とぼやき始める。エジプトのピラミッドにも若いモノへのぼやきは書かれているらしい。

 

若い世代への非難は4000年前から起こっていた感情なんだろう。しかし歴史を見れば当然だが、若い世代が積み重なった歴史の経験から学び時代を常に最新の方へ動かしてきている。

 

違和感と変化

 

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若い世代は年上に敬意を払い、学ばれてきた経験を汲み取ることが大切。そこから次の時代への発想が生まれる。

 

しかし忘れてはいけないのは、上司や先輩も、若い世代の意見に、敬意を払うことがとても大切なのだ。ついつい「経験のない憶測」に対して、否定をするも、自分よりも上の立場から同じ意見を言われたら、すぐに実行するという流れが良くある。

 

物事の本質は、上司だから、部下だから、判断が変わるものではない。物事に対して違和感を抱き、意見をしている。その違和感から生じる変化の本質を見極める判断力が必要だ。

 

身を削れない変化

 

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しかし私は会社に勤めていてよく分かることがある。それは、変化ほど難しいことはない。

 

例えば、私の仕事場では月10回は外勤しましょうというよくわからないルールがある。この違和感に対して声を上げようと考えるが「上司が守ってきた伝統を否定することになるのでは?」と自分の考えを殺しイエスマンになってしまう。

 

だが結果、月末になり月10回の外勤にいかないことがわかると、その日A社とB社を回らないといけないが、今日はA社、明日はB社と分けて、外勤が本来は1回で済む所を2回したことにするという訳のわからない事態が起こるのだ。そして現実問題、これが今も行われている。

 

いよいよこの違和感は不満になり、上司にこの10回活動やめましょうと伝えると、

 

「みんなやってることだから」

「そもそも10回前倒しして活動をしない君が悪い」

 

とそれっぽいことを言われるのだが、もっと上司の考えている本質を言えばこういうことだ。

 

「上からやれと言われたことに逆らうな」

 

 

上司からしたらその上から指示がおりている。その指示に従ったのであれば、その指示の正当性を自分の頭で洗脳させるしかないのだ。

 

 

自分が変わる

コントロールできるものとできないものがある。天気や不景気、それこそ上司もコントロールはできない。そこに不満を持っても無駄なストレスを抱えることになる。

 

変わるとしては自分なのだ。違和感が飛んできた時、どこまでその違和感を突き詰めて考えていけるか。自分は流されず自分を保てるかだ。

 

会社洗脳の浅い新入社員や外の若い人達は、まだその違和感を捉えきれている。エジプトから続く若い世代の不満を断ち切り、変化の波に適応させる柔軟な考えを常に持っていたい。