【日常:21】満足を認めない
ステキなジャズ喫茶。こだわるところっていつも思うけど、すっと力が入ってくる。ドグマです。
昨日は、地元に帰り、友人と話していた。ずっーーと同じテーマを。
それは、何をこれからしたいのか?というテーマだ。
満足を認めない
音楽ライブの開催
昨年この友人は初めて音楽ライブを企画し、ライブハウスで開催した。一見簡単そうな話だが、音楽ライブをするとなると、出てもらうバンドがいる。
出てもらう人がみんなミュージシャンだったら話は早いが、そんな人と繋がってるわけでもなく、音楽を少しかじった人を誘い出てもらう。みんな音楽なんてやってるわけはなく、日常生活に溶け込んでいるわけで、誘って出てもらうにも、ホコリだらけになった楽器をひっぱり出し練習させ出てもらうのだ。久しぶりに会おうというレベルとは訳が違う
人がパンパンに集まった訳ではなく、大赤字で決して成功とは言えない。が、その時の達成感がどうしても頭から離れず、そのライブが終わってから抜け殻状態になっているとのことだ。
このままではいけない
地元に住み、家族がいて、仕事の人間関係もよく、友達もいる。幸せな毎日で、何も不満がない。
なのに何故か『このままではいけない』という感覚を持っているとのこと。この気持ち、贅沢すぎるがめちゃくちゃわかる。
この感覚はなんなのか?
そしてでは何をしたいのか?
これを大阪の町を徘徊しながら延々と話していた。
夢中になる姿
昼過ぎから会って話していたが中々答えは見つからず、気がつけば辺りは暗くなっていた。
そんな暗くなりはじめた公園を歩いていると、夢中にディアボロの練習をする青年を見た。
広い公園と空の下、必死でコマを回す。その姿をみて、今回考えているテーマの一つが分かった気がした。
可能性を否定しない
ここで満足して、その日々を過ごしていく。それはとてもステキなことかもしれない。でも、それでも、前へ突き進みたいのは、ここに留まることで、自分の可能性を否定しまうことなのだ。
それが友人にとっても僕にとっても、良くないと思えていることなのだ。
緑色のディアボロは紐から外れ転がったり、でも時々空高く舞い上がったりしてる。
青年は夢中でバランスをとっている。
ジャズ喫茶
友人が通うジャズ喫茶に入る。
コーヒーの香りとジャズがすっーと入ってくる。どこか会話もジャズを邪魔しないように声が小さくなる。
コーヒーカップもマスターの会話も丁寧に扱おうという気持ちになる。
それは先ほどみた、ディアボロを回す青年の練習姿と全く同じ感覚。敬意を払いたくなる。そして力が漲ってくる。
時間を大切にするとは、今の僕にとっては、情熱を注ぐことを意味してる。
ではその上で何をしたいのか?全く答えにならないけど、その場では絵が描きたく仕方がなかった。