会社で働いて5年経ったころ、非常に恥ずかしい話、貯金が0円だった私は、切実に貯蓄のことを考えていました。
シンプルですが貯蓄のためには「収入を増やすか・支出を抑えるか」のいずれかです。
成果報酬でもないサラリーマンの私が収入を増やすには、副業や投資を始めることなのですが、なかなかハードルがあることです。
そこで私も含め一般的には支出を抑えることになります。
とは言っても何から抑えるべきなのか。
やりすぎて貧乏くさいことはしたくないですし。
支出管理を始めて私の中で支出を3つに分類しました。
これが後にお話ししますが支出管理にとってとても重要なことであると気づくことになります。
それは下記のとおりです。
①生活費
②浪費
③投資
①の生活費は家賃や公共料金、食費等おさえることはできないもの
②の浪費はギャンブルや酒、タバコ、遊びなど抑えることはできるもの
③の投資はセミナーや本、株、そして未来の自分に繋がる生産的な活動も含みます
生活費に関しても電気を使いすぎていると思ったら、使いすぎた電気代は浪費になりますし、酒は生活の中で切っても切り離せないということであれば生活費になります。
しかしその3つの境界線をはっきりさせることが目的ではありません。
曖昧でもいいので、 この3つの分類で支出を日々管理していくことが重要となります。
私は紙に支出を記入し色を分けて(生活費は黒、浪費は赤、投資が青)管理しています。
管理をしていき、後に、その紙をみて、投資が多くを占めているか、浪費が小さくなっているのか、確認をいたします。
そして自分の為だと思えたら、投資であり違うのであれば浪費へと変わります。
日々の記入の中でいかに浪費が多いかを気づかされますし、その度に記入することも嫌になってきます。
しかしこの分類型の支出管理という習慣が身についてくると、なんでもお金を抑えるという節約とはまた違う形で、支出を抑える習慣に繋がります。
それは、投資の割合を高めようとする意思です。
いかに支出を投資に回せたか、言い換えれば今月の自分は生産的な支出をできているのか、さらに言えばお金を使うことで人生を豊かにできているか
私が3分類をざっくりとさせているのはこの投資という概念に幅を持たせたいからです。
財布のひもを固くしたいのではなく、例えば、映画を見に行く、ジャズを聴く、海外旅行をする。人にとってみれば浪費かもしれないが、私にとっては重要な投資となります。
より人生を豊かにして生産的な発想や喜びを教えてくれるものであれば、紙には青文字で金額を記入する投資です。
この支出管理の習慣を続けていけば、そもそもなぜお金を貯めたいのか、その考えにもいきついてきます。それはより大きな投資をするためです。
その考えをもつと自然と浪費も抑える方向となり、投資に回そうと意識します。
お金を貯めて浪費を肥大化させたいのであれば、金銭的には裕福でも心は非常に貧しいことになります。
純粋に人生を豊かにし、自分の成長のためにお金とは使われるべきなのです。
その考えは、お金そのものの魅力であった原則の考えに立ち返る機会になります。